最近読んだ本

「闘う頭脳」羽生善治(文春文庫)
これまでの羽生さんの記事や対談をまとめたもの。ムック本が先に出ていたが、文庫にもなった。
沢木耕太郎氏との対談が面白かった。

スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル(だいわ文庫)
ストレスとの付き合い方を講義したTEDで有名な心理学社の本が文庫になったので買ってみた。意思力にスポットをあて、それにまつわる人間の心理を様々な実験を通して解説している。
序盤からけっこう面白いのだが、いかんせん長い。

「嫌われる勇気」岸見一郎・古賀史健(ダイヤモンド社)
アドラー心理学を説く「哲人」と、自己や社会に思い悩む「青年」との対話形式で思想を展開していく内容。かなり売れたが、どうしてこんなに売れたのかよくわからない。どちらの言い分も極端なようだし、最終的な哲人の唱える結論も、まぁそうですよねという印象で真新しくはない。
それから、青年が最初から最後までひっきりなしに怒鳴っているのがめちゃくちゃ不快。